数年前2泊3日ホテルで缶詰めになり「ありがとう」を唱え続けたらどうなるのか体験してみようと思いやってみた。
別に奇跡は起きなかったが、自分の事を振り返るいい機会だったので、今度は主人を誘って2泊3日の「ありがとう三昧」の旅?に出た。
大浴場・プール付きのホテルだったので、唱えるのに飽きてきたらお風呂にはいったり、散歩したり、プールで泳いだりと充実した時間を過ごすことが出来た。
歩行が困難な主人も部屋で「ありがとう」を自分のペースで唱えている
2日目まではとても順調に時は過ぎたのであった。
最終日、二人とも早朝に目が覚めたので、今度は近くのビーチに行って朝日を見ながら「ありがとう」を唱えようと私が提案した。
車で駐車場に着くと浜までは坂道である。
車いすを出して、70キロ近い主人を乗せた。
自分の考えでは車いすで浜に降りるはずだった。その時点ではそれは可能だと思っていた。
ところが、車いすが動き出すと操縦不能になり、あれよあれよという間に坂道を転げ落ち、気が付いたら車いすごと二人して浜に転がっていた
主人はうめき声を出している。私も肩に痛みを感じる。
幸い大怪我には至らなかったので、どうにかホテルまでたどり着いたが
これが今回の「ありがとう」の結末であった。
それはそれで、忘れられない思い出の1シーンとなりそうである。
まったくドジな自分を「笑うしかない!」